北海道のとある企業で働くエンジニアのブログ

北海道でエンジニアとして働いています。技術的なことや感じたことを書きます。最近はブロックチェーンにハマってます。

FuelPHP + MySQL で PHP Webアプリケーションを作ってみる ― ローカル環境構築編

PHPの勉強も兼ねて、PHP開発環境を構築してFuelPHPでデータベースを使った簡単なWebアプリケーションを作ってみます。

環境

今回構築しようとしている環境はこんな感じ↓

PHP環境の構築

XAMPPのインストール

ここでは、XAMPPを使って簡単にPHP開発環境を整えます。

XAMPP プロジェクト日本語トップページ - SourceForge.JP

ページ内にある[ダウンロード]から、Windowsインストーラーをダウンロードします。

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ダウンロードできたらインストーラーを実行。使わなそうなコンポーネントは除外。

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適当なフォルダを指定してをインストール開始。ここでは「C:\xampp」にインストールしました。

XAMPPの起動

XAMPPのインストールが終わったら、さっそく起動してみます。
[XAMPP Control Panel]がインストールされているので、それを起動します。
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[Apache]の[Start]ボタンを押してみます。
無事に起動できたら、ブラウザで「http://localhost/xampp/」にアクセスしてみます。

「XAMPP Windows版へようこそ!」みたいな画面が表示されればOK。

環境変数の設定

念のためWindows環境変数PHPへのパスを追加。
[コントロール パネル > システムとセキュリティ > システム > システムの詳細設定 > 詳細設定 > 環境変数 > システム環境変数]の[PATH]に「;C:\xampp\php」を追加しています。
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確認

コマンドプロンプトPHPのバージョンを確認してみます。

$ php -v
PHP 5.5.9 (cli) (built: Feb  5 2014 13:02:39)
Copyright (c) 1997-2014 The PHP Group
Zend Engine v2.5.0, Copyright (c) 1998-2014 Zend Technologies

こんな感じでバージョンが表示されればOK。

MySQL

MySQLの起動

MySQLはXAMPPに含まれているので、XAMPP Control PanelからMySQLを起動します。

環境変数の設定

PHPと同様に、Windows環境変数PATHにMySQLへのパスを追加します。
ここでは「;C:\xampp\mysql\bin」を追加しました。

確認

コマンドプロンプトMySQLに接続できればOK。

$ mysql
Welcome to the MySQL monitor.  Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 3
Server version: 5.6.16 MySQL Community Server (GPL)

Copyright (c) 2000, 2014, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.

Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its
affiliates. Other names may be trademarks of their respective
owners.

Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement.

ちなみにmysqlコマンドから抜けるには「\q」をタイプします。

mysql> \q
Bye

NetBeans

NetBeansのインストール

下記サイトからNetBeansインストーラーをダウンロードします。今回開発するのはPHPなので、PHPのものを選択するか、全部入りのものを選択してください。
https://netbeans.org/downloads/?pagelang=ja

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ダウンロードが完了したらインストーラーを実行します。インストーラー実行時にJava環境がなくて継続できない場合は、ここからJava実行環境をインストールします。
http://java.com/ja/download/

NetBeansの起動確認

インストールが終わったら、NetBeansを起動してみます。
[ツール > オプション > PHP]でPHPへのパスが未設定の場合は、先ほど環境変数に設定したPHPへのパスを設定してください。

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FuelPHPプラグインをインストール

[ツール > プラグイン > 使用可能なプラグイン]から[PHP FuelPHP Framework]をインストールします。(右上にある[検索]に「FuelPHP」を入れるとすぐ見つかります)

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[ツール > オプション > PHP > フレームワークおよびツール]に[FuelPHP]があることを確認します。

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Composerのインストール、設定

FuelPHPではComposerが必須らしいので、ここからWindowsインストーラー(Composer-Setup.exe)をダウンロードします。
https://getcomposer.org/download/

ダウンロードしたら、インストーラーを実行してComposerをインストールします。

インストールが完了したら、NetBeansの[ツール > オプション > PHP > コンポーザー]でパスを設定します。
ここでは、「C:\ProgramData\ComposerSetup\bin\composer.phar」にインストールされていました。

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Git for Windows

Composerではgitを使うので、Git for Windows(msysgit)をインストールします。
ここでは「Git-1.9.0-preview20140217.exe」をダウンロードしました。
http://msysgit.github.io/

環境変数にgitへのパスを追加します。
ここでは「C:\Program Files (x86)\Git\bin」を追加しました。

$ git --version
git version 1.9.0.msysgit.0

サンプルプロジェクトの作成

環境変数などを変えているため、NetBeansを再起動します。

[新規プロジェクト]からFuelPHPフレームワークとして指定して新しいプロジェクトを作成してみます。
(作成するパスはXAMPPをインストールしたフォルダのhtdocs配下にします)

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NetBeansの右下にあるコンポーザーからの出力にエラーが表示されていないことを確認します。
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確認

ブラウザから「http://localhost/作成したプロジェクト名/public/」にアクセスして、「Welcome!」が表示されれば、ひとまず環境構築は完了です。
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おつかれさまでした!