北海道のSI企業が関東の仕事をする際のモデル
お客様は東京、1次請けのSI企業も東京、設計から開発は北海道の企業が担当する。
北海道ではそういう仕事が多いのではないでしょうか。
作業場所と担当分け
私の所属する会社では、以下のような担当分けが一般的になっています。
・要件定義(場所:東京)
東京の1次請け
・基本設計(場所:東京)
東京の1次請け、北海道のSI企業から数名
・詳細設計(場所:北海道)
北海道のSI企業
・実装・単体テスト(場所:北海道)
北海道のSI企業
・結合テスト(場所:東京)
東京の1次請け、北海道のSI企業から数名
・システムテスト(場所:東京)
東京の1次請け、北海道のSI企業から数名
いわゆるニアショアを活用した一般的なウォーターフォール開発では、上記のようなフェーズ分けで担当作業や作業場所が決定されることがよくあります。
これがベストか
果たして、基本設計、実装・単体テスト以降のフェーズを東京で行うことは、お客様、開発側のメンバーにとってベストな選択なのでしょうか。
長期出張を伴う仕事はメンバーに負担をかけますが、お客様の近くにいることで得られる目に見えないことはたくさんあり、遠隔地にいることのデメリットもあります。
テレビ会議を積極的に活用する、東京採用メンバーをブリッジ役にするなど、それぞれの状況に応じた工夫というのも必要となってきます。
もし貴方の会社でもこのような担当分けでプロジェクトを進めようとご検討でしたら、お客様、オンサイトメンバー、オフサイトメンバーのそれぞれにとってより良い仕事の進め方を模索してみてはいかがでしょうか。